WindowsをSSH経由でX windowのクライアントにする

やりたいことは,WindowsでLinuxのサーバにSSHで繋いでGUIアプリケーションを動かすこと.
cygwinを使ってもできるが,結構大掛かりになるので,今回はTera TermとXmingという2つのソフトを使って環境を作る.


Windows XPしか持ってないので,それでやります.

Tera Termをインストール

Tera Term (テラターム) プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP
からteraterm-x.xx.exeをダウンロードして,言われるがままにインストール.

Xmingをインストール

Xming X Server for Windows
から,Xming-6-9-0-31-setup.exeをダウンロードしてインストール.
Puttyが要らない場合は,"Select Component" のところで "Don't install an SSH client" を選択.
あとはなすがままにインストール.

設定

Tera Termを起動して,とりあえず所望のサーバにSSHで接続できるか確かめる.
まず最初の "Tera Term: New connection" というウィンドウでは,

  • TCP/IPにチェック
  • Host: hoge.comなどのサーバ名(もしくはIPアドレス
  • Service: SSH
  • TCP port#: 22

などを選ぶ.
うまく接続できたら,ユーザ名とパスワードを入力するウィンドウが出てくるので入力してOKを押せば,SSH接続される.


さらに,SSHによるX Windowのフォワーディングの設定を行う.
先ほど接続したTera Termのメニューから,"Setup" を選び,"SSH Forwarding..." を選ぶ.
すると,新たな "TTSSH: Forwarding Setup" というウィンドウが開く.
それの "X Forwarding" というペインにある "Display remote X applications on local X server" というところにチェックを入れる.
この設定の変更は次回の接続時から有効になるので,"OK" でウィンドウを閉じたあと,"Setup" >> "Save setup..." より設定を保存する.
保存先が選べるが,デフォルトのところで良い.


次に,Xmingを起動する.
そうすると,タスクバーにXmingのアイコンが現れるはず.
その状態で,再びTera Termで所望のサーバに接続する.
接続して,シェルが表示されたら,

$ xeyes

などと入力してみよう.
X Forwardingがうまくいっていれば2つの目玉が現われるはず.
消し方はTera TermでCtrl-Cを押す.
以上で,Windows XPX windowのクライアントとして設定できた.
たぶん,Windows Vista, 7でも,同様の方法でできる思われる.