査読プロセスのまとめ

最近,やっと最初の原著論文が受理されたので,査読に要した時間をまとめておく.
なんか手探りでやってたので,これから投稿する人の気休めになれば嬉しい.
投稿先は,
IEEE Transactionsの中では,そこまでインパクトファクターは高くないが,僕の研究内容だと,IEEE-TBMEがバッチリはまっていた.
投稿先探せるサービス(Journal Advisor | edanz editing global)もそう言ってた.
査読も早い(らしい)ので良いジャーナルだと思います.

査読プロセス

以下が,僕が今回体験した時系列で見た査読プロセスのまとめ.

  • 2012-2-25 最初の投稿
  • 2012-3-21(25日後) 査読結果(Major revision).1183単語
  • 2012-5-05(45日後) 2回目の投稿
  • 2012-6-17(43日後) 査読結果(Major revision).479単語
  • 2012-7-29(42日後) 3回目の投稿
  • 2012-8-14(16日後) 査読結果(Acceptance).106単語

単語数は,査読者のコメントの総単語数.だんだん減っている.最後のコメントは,綴り間違いなどの指摘.
査読者は2人だった.
全部で171日なので,すべてのプロセスに要した時間は,だいたい半年くらい.
ちなみに,IEEE-TBMEでMajor revisionで再投稿になる場合は,45日以内に再投稿してね,というルールがある.
まぁ,延ばせるらしいけど.
僕の再投稿がギリギリなのは,締め切りが近くならないとやらないからですね.

再投稿

再投稿のときは,新しい論文と前に投稿した論文の2つを添付し,変更・追加・削除した箇所を色付けしておいた.
前ファイルとの差分を簡単に出すことができるlatexdiffが,差分を見るのに非常に役に立つ.
レスポンスレターは,査読を早くやって欲しかったので,それだけでも変更内容が分かるように書いた.おかげで結構な分量になった.

最終投稿

最終投稿では,原稿のPDFファイルとlatexのソースファイル,同意書,掲載料に関する書類(規定ページ数外の追加料金など),色原稿に関する書類をアップロードする.
僕の場合,規定ページ(7ページ)を3ページ超えていたので,掲載料は,

  • $750
  • 別刷りのオプション(100部)を加えて$1,100

から選んだ.$1,100払うことにした.
色原稿は,見積もりによって,ページ数によっては$1,500から$2,000取られるらしいので,無しにした.
図を白黒でも認識できるようにすることが大事.


アップロード後,何日かしてpreprintとして,僕がアップロードしたPDFがIEEE Xploreでダウンロードできるようになっていた.
今日(2012年9月19日)の段階で,まだどの号で出版されるかは決まっていない.